SNSだけじゃ不安?ホームページで信頼アップの理由とは?

SNSだけでは不十分な理由

SNSの利用者数は年々増え、個人や小規模店舗にとって「無料で集客できる」魅力的なツールとして活用されています。しかし、あなたがどれだけ丁寧にSNSで情報発信していても、「なんとなく不安」「このお店、本当に大丈夫かな?」と思われてしまった経験はありませんか?

実はこの違和感、心理学やマーケティングの観点からも理由があります。この記事では、なぜホームページが信頼構築に不可欠なのかを、データや事例を交えながら解説し、具体的な改善ステップまでご紹介します。


SNSとホームページの役割の違い

SNSの強みとは?

  • 拡散力が高い(バズりやすい)
  • リアルタイムな発信が得意
  • カジュアルなコミュニケーションができる

一方、SNSには情報の「流動性」が高いという弱点があります。投稿は時系列で流れてしまい、過去の情報にたどりつくのが困難です。

ホームページの役割とは?

  • 情報を「整理・固定」して掲載できる
  • お店の「世界観」や「信頼感」を一目で伝えられる
  • お問い合わせ、予約、決済などの導線が作れる

つまり、SNSは「呼び込み」に強く、ホームページは「信頼構築」に強い。この2つを両立させることが、理想的な集客スタイルなのです。


数字で見る「ホームページの信頼性」

消費者の72%が「ホームページがないと不安」

あるマーケティング調査によると、72%の消費者が、店舗やサービスに対してホームページがないと「不安」「信用できない」と感じると回答しています。

これは心理学でいう「認知的不協和」の影響です。SNSで見た印象と、実際に問い合わせたいときの情報の不一致がストレスになるのです。

ホームページがあると来店率が38%向上

また、情報を明確に整理したホームページを持つことで、来店率や問い合わせ数が平均38%向上したという事例もあります。特に「営業時間」「アクセス」「メニュー」などが簡潔にまとまっていると、行動へのハードルが下がります。


小さなお店ほど「信頼」が差別化になる

大手チェーンと違い、個人事業や中小規模の店舗は「価格」や「知名度」では勝てません。しかし、だからこそ、“人柄”や“誠実さ”が信頼に直結するのです。

ホームページには、以下のような情報を掲載するだけで「信頼ポイント」が大きく上がります:

  • オーナーの顔写真やプロフィール
  • 創業のストーリーや理念
  • 実際のお客様の声やレビュー
  • よくある質問とその回答

これらは「社会的証明」や「自己開示」によって、見込み客の不安を和らげる心理的効果を持っています。


まずは「ミニマム」から始めるのがコツ

「でも、ホームページって難しそう…」という声も多く聞きます。しかし実は、全部を完璧にしなくてもOK。次の3つだけでも十分に効果があります。

ミニマムで掲載すべき3項目

  1. 営業時間・定休日
  2. 連絡先(電話・メール・LINEなど)
  3. アクセス・地図

これに加えて、「今週のおすすめ」や「今月のキャンペーン」を月に1回程度更新するだけでも、「ちゃんと運営している感」が伝わり、信頼性がぐっと上がるのです。


無料で作れるホームページサービス3選

ここでは、初心者でも簡単に始められる無料のホームページ作成サービスを紹介します。

ペライチ(日本語対応◎)

  • テンプレート豊富で初心者向け
  • 無料プランあり
  • SNS連携も簡単

Wix(デザイン自由度◎)

  • 海外発だが日本語対応OK
  • ドラッグ&ドロップで編集可
  • おしゃれなページが作れる

Googleサイト(信頼感◎)

  • Googleアカウントがあればすぐ作れる
  • 無料・広告なし
  • 地図・カレンダーの埋め込みが便利

ホームページは「育てていくもの」

最初から完璧なサイトを目指す必要はありません。むしろ、「必要なときに」「必要な情報だけ」をアップデートしていく、**“育てる感覚”**が大切です。

  • 新メニューが増えたら写真を追加
  • スタッフが増えたら紹介ページを作成
  • お客様の声が増えたらレビューを追記

こうした小さな積み重ねが、半年後・1年後には大きな「信頼資産」となって返ってきます。


SNS+ホームページで信頼と集客を両立

SNS=今を伝えるツール
ホームページ=信用を蓄積するツール

この2つを上手に組み合わせることで、お店の魅力を「見つけてもらい」「選ばれ」「信頼される」導線が完成します。

もし今、SNSだけでがんばっているなら、今日から一歩だけ「信頼づくり」にシフトしてみてください。営業日と連絡先だけでも十分です。小さなアクションが、未来の大きな成果をつくります。